見苦しい独白3

そんなふうに僕を思い出してくれるのは本当に、心の底から嬉しい。でも……。

きみのパートナーは、きみの隣にいる。それは僕ではない。

純度百パーセント、混じり気無しに寂しい。

純度百パーセント、混じり気無しに嬉しい。

それは、“しかし”や“けれど”で結ぶことはできない、完全に等しい感情。

それが一人の人間の中に同居しているんだから……。