2012-07-16から1日間の記事一覧

忠臣蔵

人口に膾炙している赤穂浪士の義挙の物語は、歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」を基にしています。その(脚色というよりも)虚飾を排して面白いのが、『薄桜記』の五味康祐の『一刀斎忠臣蔵異聞』(文春文庫・絶版)です。当時の資料、つまり当時の人々の意見や言…

武士道

士は己を知る者のために死ぬ。友情とは、ともに過ごした時間に比例するものではありません。「この人は人物である」という感銘が、「その人が、自分を同じように認めてくれている」という感動があれば、それで良い。天は、その二人の男に過酷な運命を課しま…