2010-07-28から1日間の記事一覧

大長編の構想

村松:大長編を書くということを三島さんから最初に聞いたのは、昭和三十八年なんだけれどね。後で本人が書いているのを見ると、じつは昭和三十五年頃から計画していたらしい。さらに着想そのものは日記をひっくり返したら、昭和二十五年くらいにすでにあっ…

前口上、再び

ブログを始めて一年が経ちました。半年前のように記念企画をと考えながら、何を書いたら良いかと考えているうちに日数が過ぎてしまいましたが、折角なので……。私にとって最高の小説は、三島由紀夫の『春の雪』『奔馬』『暁の寺』『天人五衰』から成る“豊饒の…