『日本会議の研究』

いわゆる「悪魔の証明」に顕著なように、「やったこと」は確かに存在し、「やらなかったこと」は存在しません。

一部の人たちの思惑が政治に影響を及ぼしているのは、それを続けてきた努力の結果ですが、そこだけをクローズアップして特別視するのは間違いです。

わたしたちは、政治なんて小難しいことは、それをやりたがる物好きにまかせておけば良いと思ってはいなかったでしょうか。政治に興味を持つなんて酔狂だと。

その無関心という名の白紙委任が背景にあると、わたしは思います。

たとえ明確な意思を持って「やらなかった」のだとしても、「実際にやった」には敵わないのです。ましてや何も考えずにやならかったなら、これはもう相手になりません。

どこまでも自分の問題です。そこから始めたいと思います。

日本会議の研究 (扶桑社新書)

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