技術のレベル

なぜ、ボクシングの変化について書いたかというと、通っているボクシングジムの練習生だった人が、地下格闘技の大会に出場するという話を聞いたからです。

総合格闘技の練習もしておらず、一か月近く運動もしていないそうで、それで試合をするのは無謀と思えますが、その程度のものなのでしょう。

ポスターを刷っていたり、体育館を借りて開催したりと、「地下」という語感とは違う、それなりに体裁が整ったもののようです。

しかし、仲間うちのイベントの域は出ないものと思います。

街の腕自慢が喧嘩とは違う戦いの場を求めたとき、かつてはボクシングのリングがありました。

そこが技術という壁を築いてしまい、彼らが飛び込んでいけるのが技術的にも発展途上の総合格闘技であるというのは得心がいきます。

ただ、その総合格闘技の世界にも、きちんとした組織によって運営されているものがあります。

ぜひ、その門を叩いてほしい。

自らの可能性を試してほしい。

馴れ合いの先には何もありません。