2014-08-26 人生の先輩 読書 山奥のど田舎から社会を切る。まるで、辺境から帝国主義を撃つ船戸与一。違うのは、こちらはブラックユーモア小説だということ。主な登場人物は爺さんが三人と婆さんが一人。煮ても焼いても食えない爺婆四人組。体力も衰え、確かに老人は社会的に弱い存在かもしれません。しかし、実際に接してみれば、これがまた何ともしぶとい。年齢を重ねても、悟ることもなければ聖人君子になることもなく、そこにいるのはやっぱり一人の人間です。四人組がいた。作者: 高村薫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/08/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (11件) を見る