積み重ねること

タイムリープを題材にした映画『All You Need Is Kill』は、努力を積み重ねることの尊さを示しています。

企業の株主至上主義が短期的な目先の利益の確保を要求するように、いまの世の中では短兵急に結果が求められます。

しかし、それらしく理屈を並べた、形ばかり立派に見せかけたモノは次に繋がりません。その先がありません。そのようなものに価値があるでしょうか。

この映画は戦場を舞台にしていて、失敗は即ち死。主人公は何度も何度もリセットを繰り返して生き直します。その中で、あるときは前回は失敗したことを成功させ、あるときは成功することなく、そのやり方が拙いということを知るだけ。そうやって少しずつ成長していきます。

結果を手に入れるためには、経るべき道があります。

それを厭って近道をするなり、ズルをするなり、粉飾してごまかすなり。そうして手に入れたモノの中身は空っぽです。

私が手にしているものは……。