誰か

特定秘密保護法について、言論や報道の自由を損なうという批判を多く見聞きします。それが大切であることは論を俟ちませんが、その手前で立ち止まってみるのも一興です。

刑事ドラマでは、ストーリー展開の起伏として、中盤で捜査が行き詰まります。そして、事件の原点に戻ることが提案されます。「この事件によって最も得をするのは誰か?」と。

それを当て嵌めてみましょう。

特定秘密保護法を必要としているのは誰か。

特定秘密保護法によって利益を得るのは誰か。