リスク

政治家にとって最も怖ろしいのは選挙に落ちることだと云います。

そのリスクを冒してまで、「無駄を省いて国の運営をスリムにすれば財源は確保でき、安易な増税はしない」という、自分たちが政権与党になれた最大の公約を反故にして言及するのを避けてまで猪突猛進するのは何故なのか、まったく理解できません。

自分たちの“志の高さ”は歴史が評価してくれるから、現在の批判は甘んじて受けるというのでしょうか。それでも、その変節を説明し、理解を求めるべきです。

税金は負担ですが、その必要性は誰もが理解しています。払うべきものと承知しています。その前提を持つ有権者を納得させられないのは、政治家としての資質に決定的に欠けていると言わざるを得ません。