忘れていないよ

読売新聞にて、両親を失った高校生が三月の大震災の風化を懸念する記事を読みました。

敢えて言葉にしないのが美徳という考え方もあるでしょう。「言わなくてもわかるだろう」と。

でも、やっぱり、言葉にしないと伝わらないこともあります。

私は忘れていません。あの経験が、目にした光景が、そう易々と“思い出”に分類されて心の収納棚に片付けられるわけがありません。それは、誰もが同じではないでしょうか。

私は、働くようになってからずっと、夏と冬のボーナスが出る年二回、僅かな金額ですが、日本ユニセフに寄付をしています。同じように、震災で両親を失った子供たちのための「あしなが育英会」にも寄付をしようと思っています。

立派なことをしているつもりはありません。もし、被災地とされる場所で頑張っている方がこの記事を読んでくださっているなら、忘れていないことを伝えたい。それだけです。