売り払う

ワタミが介護事業を“売却”するとのこと。

企業が不採算部門を切り捨てるのは世の常。利益を求めるのが自らの正義なら、至極もっともなことです。

つまり、ワタミは“儲かる”と踏んで参入したわけです。そして、思ったように儲からないから放り出した。

馬鹿にするなよ。

その施設で暮らす人たちにも家族がいます。その家族は、その人を放り出すことはできないのです。

また、ある企業が儲けられなかった事業を、別の企業が引き継いで、今度は十分な利益を出す。そんなことが可能でしょうか。

考えられる手段は一つ、経費の節減です。そして、企業の最大の支出は人件費です。そうやって、介護する側される側の誰もが疲弊していく。

こんな経営手腕を政治に活かされては困ります。