2014-05-07から1日間の記事一覧

もう一人のミツ

遠藤周作の『私が・棄てた・女』は、物語の焦点となる女性ミツを聖女と捉えました。西加奈子の『漁港の肉子ちゃん』の“肉子ちゃん”は、ミツのように苦悶しません。あっけらかんと笑い、泣き、また笑います。音楽でいえば、『私が・棄てた・女』はマイナーコ…