遠洋漁業の船員の目を通して日本の近現代史を描く、高村薫の『晴子情歌』。そこには、物語の構成として配されたものがあります。三十歳を目前にした船員の息子への“母親からの手紙”です。高村薫が『晴子情歌』を上梓したとき、それまでの作品とがらっと変わ…
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