2011-06-25から1日間の記事一覧

『大地の牙』

船戸与一は、“現代史と同伴する”ことを作家としての姿勢にしています。“満州国演義”シリーズは、過去を描いていながら、まさしく“現代史と同伴”しています。第一の理由は、時間と場所の二点で現代の日本と密接に繋がっているから。第二の理由は、日本人は相…