仲良きことは
いつも一緒にいて、何でも話せるのが親友ではありません。
「(同じクラスになることもなかったけれど)ぼくの中で、松野豊がいる場所はいつも、ほかの連中とはちょっと違っていた。」
映画『スタンド・バイ・ミー』の最後、作家は書きます。
「わたしは、十二歳のときに持った以上の友人を、その後持ったことがない。誰でもそうなのではないか。」
こんなことを思い出したのは、漫画『中国嫁日記』の第四巻を読んだからです。
仲良きことは美しき哉。しかし、それは与えられるものではありません。
築き上げること、それも二人で共に築き上げることの尊さを教えてくれる一冊です。
- 作者: 井上純一
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日: 2015/01/31
- メディア: 単行本
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